ドローレスを知り尽くした俵英三の伴奏で、彼女の“凄み”が引き出されている。
スペイン生活20年の俵英三は、日本人として最も深くヒターノ社会と関わったギタリスト。とりわけドローレス・アグヘータとの親交は深い。本作は12年8月の新宿エル・フラメンコのライブ録音だが、ドローレスを知り尽くした彼ならではの伴奏で、彼女のいわゆる“凄み”を引き出している。フィン・デ・フィエスタでは彼女のファミリアも参加。全5曲。
彼はカンテを深く聴いて、感じることのできるギタリスト。だから私は彼の伴奏で気持ちよく唄える。(中略)いろんなフラメンコ・フェスティバルやペーニャで私のカンテ伴奏をして、そのたびに辛口の批評家たちを驚かせてきた。(ドローレス・アグヘータ/カンタオーラ)
ソレア/シギリージャ/ファンダンゴ/マルティネーテ/フィン・デ・フィエスタ