ただでは戻って来なかったピティンゴ。伝統をピティンゴ色に染め上げた傑作!
81年ウエルバ生れのヒターノ歌手、ピティンゴは33歳。カンテ・フラメンコから出発して、ソウル、ラテンと守備範囲を広げ、メジャーの歌手になっていったが、ここに来てフラメンコに戻ってきた。しかしただでは戻って来なかった。それは伝統を重視しつつも、そこに新しさを加え、一工夫も二工夫もしてピティンゴ色に染め上げたものだ。大胆な挑戦が功を奏した傑作だ。パコやモレンテ、モライートのオメナーヘもあれば、「今と百年後」というタイトルのシギリージャもある。メインのギターはアルフレド・ラゴスで、リケーニも参加。ピアノにドランテス、パルマにトマシート、フェルナンド・ソト、ゲスト歌手にエストレージャ・モレンテ、ミゲル・ポベーダ、アルカンヘルら、バイレにサラ・バラス。音楽プロデューサーは気鋭の研究家ホセ・マヌエル・ガンボア。全13曲、歌詞付き。
★アルフレド・ラゴスら鉄壁のバックと豪華ゲスト、制作費がかかった1枚。
Tiro tire(Colombiana)/Cante de la Roda de Sevilla(Fandanguillos del Jilguero de Marchena)/Sulema(Tanguillo)/Serrano balco'n de Ronda(La Can~a con el Macho Primitivo y Ronden~a por Solea')/El Pordiosero(Zambra)/Hoy cien an~os atra's(Seguiriyas)/De alguna manera(Buleri'as)/Arbole', Arbole' (Solea' y Bamberas)/Himno a la alegri'a/La camisa parti'a(Tangos Gitanos Portugueses)/Leilah/Morai'to en el Arco(Buleri'as cortas)/.........