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巨人マイレーナの珍しい録音風景、ファンダンゴ伴奏の名手フアン・ディアス！そしてティオ・ベンガラ！　

PAL方式/モノクロ/モノラル/120分(30分番組4本)
 スペイン国営テレビで放映されたフラメンコ番組「RITO Y GEOGRAFIA DEL CANTE(カンテの祭儀と地理)」(30分番組、主に1971年〜73年放映)。このリニューアル版では、各巻のブックレットに出演アーティストのバイオグラフィ、ディスコグラフィなどが掲載されている。１の「アントニオ・マイレーナ」では、マイレーナがアルカラを訪れ、カンテ・ヒターノやマイ
レニスモについて語る。マイレーナ・デ・アルコールではフィエスタ形式で、ソレア・デ・アルカラ、マラゲーニャ・デ・メジーソ、ブレリア、シギリージャなど。珍しいメルチョールとの録音風景もあり。２の「ロルカ・イ・エル・フラメンコ」では、「ソロンゴ・ヒターノ」のメロディに乗せて、グラナダとロルカとフラメンコの関係が語られる。次にマヌエル・カーノが登場し、ロルカの民謡集を講義し、「ソロンゴ・ヒターノ」をギターソロで演じる。ロルカの影響が語られる。３の「エル・ファンダンゴ」では、忘れてはいけないファンダンゴ伴奏の名手フアン・ディアスの伴奏で、「デ・ドン・マルコス・ヒメネス」、有名な「カネー・デ・アロスノ」などが素朴な味わいで歌われる。最後はセビージャのティオ・ベンガラが歌うのが驚き。４の「アモス・ロドリゲス・レイ」では、ベニ・デカディスの兄弟というアモス（研究家と歌手）が、ビジャンシーコ、シギリージャ、ブレリア、ソレア、アレグリアを歌う。

1.アントニオ・マイレーナ（アントニオ・マイレーナ、マヌエル・モラオ、ポエタ・デ・アルカラほか）1973/7/2放映
2.ロルカ・イ・エル・フラメンコ（マヌエル・カーノ、ペペ・マルチェーナ、マノロ・ブレネスほか)1973/9/24放映
3.エル・ファンダンゴ（フアン・ディアス、ティオ・ベンガラ、ソルデーラ、マリア・ラ・サビナほか)1971/12/11放映
4.アモス・ロドリゲス・レイ（アモス・ロドリゲス・レイ、マノロ・ブレネスほか）1972/12/25放映

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