絶叫型カンタオールのドゥケンデに深みと円熟。パコ+トマテ+ドゥケンデのタンゴは凄い!
パコ・デ・ルシアの新バンドの歌い手としてツアーに無くてはならない存在のドゥケンデ。その忙しいツアーの合間を縫ってアルバムを録音することも忘れない。06年の前作「ミ・フォルマ・デ・ビビール」(翌年にパリライブをリリース)以来6年ぶりの新作発表だ。アルバム・タイトルの「ロンペカベサス」は、すべての参加アーティストが一堂に会することの難しさは、まるで「パズル」ようだという思いから感謝の気持ちを込めて付けた。プロデュースはペペ・デ・ルシアで、端正な魅力ある作風だ。若い頃のドゥケンデは絶叫型でカマロンのようだと評されたが、歳を重ねることで深みと円熟味を増したところが聴きどころ。豪華伴奏陣は、パコ・デ・ルシア、トマティート、カニサレス、ニーニョ・ホセーレ、ディエゴ・デル・モラオ、ニーニョ・デ・プーラ、ライムンド・アマドールほか多数。全11曲、歌詞付き。
★豪華伴奏陣はパコ・デ・ルシア、トマティート、カニサレス、ニーニョ・ホセーレ、ディエゴ・デル・モラオ、ニーニョ・デ・プーラほか。
Enrique Morente(Malaguenas)/Herida consumida(Tangos)/Por tu orilla(Bulerias)/Macabi(Tango Bumba)/Como loco te persigo(Fandango de Huelva)/Fue mi ruina(Bulerias)/Na mas quer dia(Rumba)/Quererte cuesta la vida(Fandangos)/Humarea(Tango Rumba)/Por los esteros(Alegrias)/A mi Antonio(Tonas)