今は亡きマヌエル・モリーナ。愛娘アルバが両親ローレ・イ・マヌエルのヒット曲を熱唱!
75年衝撃のデビュー作「ヌエボ・ディア」で、フラメンコ表現に新たな地平を切り開いた男女デュオのローレ・イ・マヌエル。今まで誰も気づかなかった、ブレリアをスローテンポで歌うという革命的な表現で、フラメンコ界に大きな影響を与えた。ローレの澄んだ妙なる歌声とマヌエルの決して古くならないギターとその作曲能力。残念ながら全盛期は70年代、80年代で、その後デュオは解散し、最近マヌエルも亡くなってしまった。本作はその2人の偉業を愛娘のアルバ・モリーナが再現したもので、大ヒット曲「ヌエボ・ディア」を始め、「トド・エ・デ・コロール」「ディメ」「トゥ・ミラ」「ロメロ・ベルデ」などヒット曲を歌っている。母ローレより幾分キーが低めでハスキーなアルバの声質だが、ローレとは別の味わいがある。伴奏のホセリート・アセードのギターもマヌエルそっくりに弾いており、懐かしさが伝わってくる。ローレ・イ・マヌエルのCDが全て廃盤の現在、それを味わうにはこのアルバムしかない。全11曲、歌詞付き。
TODO ES DE COLOR/NUEVO DIA/DIME/ROMERO VERDE/BALCON/TU MIRA/CUANTO PARA MI NINO/EL RIO DE MI SEVILLA/RECUERDO ESCOLAR/DESDE CORDOBA A SEVILLA/AL MUTAMID