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フアン・モハーマ「ラ・モデルニダー・カンタオーラ・デ・フアン・モハーマ(CD+本)」

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古き伝統の真っ只中に滲む現代性!最もヒターノ的、フラメンコ的カンタオール。

                              飯野昭夫(フラメンコ研究家)  

 2015 年11 月27 日〜29 日,ヘレス市の考古学博物館において,カディス大学主催による第1回国際フラメンコ学会なる催しがなされた。そのテーマは『ホァン・モハーマのカンテの現代性』(La modernidad cantaora de Juan Mojama)というものである。こうした催しにおいてはフラメンコ研究者や評論家達が様々な発表を行うのであるが,それだけでなく非売品のCD などが参加者に配られたりもする。このCDもその時に出され,後に一般に販売されることになったものである。そしてこれにはActas と呼ばれる議事録も付随している。  

 モハーマと言っても,知っている日本のアフィシオナードは多くはあるまい。スペインにおいてもごく少数の通を除いて,彼の真価を知る者は極めて少なかったのであるから。私に言わせれば,レコードでその肉声を聞けるカンタオールの中で最もヒターノ的,最もフラメンコ的な息吹を感じさせる歌い手である。古き伝統の真っ只中にありながら,新しさが滲む。最も好きなカンタオールは,と問われれば,先ずモハーマが私の脳裏に浮かぶ。目新しさのみを求めている現代の多くのフラメンコが本当は新しくも何ともないものかも知れない。  

 彼(1892-1957)はヘレス出身のヒターノであるが,マドリーでの活躍が長く,チャコンを敬愛していた。ソレアー,シギリージャ,ティエント,ブレリーアなどのヒターノ色の強いカンテはもちろんのこと,チャコンの創唱したと言われるカラコーレスやメディア・グラナイーナ,そして,タランタなどにおいても鳥肌の立つようなムイ・ヒターノな,ムイ・フラメンコな演唱を残している。また,ヘレス出身のアルティスタとしてブレリーアの踊りは絶品であったと伝えられる。  

 彼の残したカンテは,私の知る限りSP レコードで少なくとも9枚,つまり,18面(=18 曲)ある。かつて2002 年にスペインのSonifolk 社から10 曲が復刻版として発売されていた。そしてこの度のフラメンコ学会でモハーマのCD が出されたのを知ったとき,Sonifolk 社のCD に収録されていない未復刻の曲も入っているのではないかとの期待を持ったのであるが,残念ながら内容はSonifolk 社のものと同じ10 曲であった。しかし,2002 年のCD も今では入手が困難ではなかろうか。それを思えば,同じものとは言え,あの比類なきモハーマを聞ける機会が再び訪れたことを喜ぶべきであろう。

Presumes que eres la ciencia (Soleares)/Hablo con Jesús y le digo (Tientos)/Aunque toquen a rebato (Soleares de "El Mellizo")/Rosa si no te cogí (Media granaína)Me echas por penitencia (Alegrías)/Los ojitos de mi hermana María (Siguiriyas)/En la iglesia mayor de Sevilla (Bulerías)/Tanto he dormío (Siguiriyas)/Con la virgen del Pilar (Media granaína)Manuela Reyes (Caracoles)

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