大手ユニバーサルからカンテ第3弾!次世代カンタオールが「パストーラ」を歌う。
トレド生まれのヒターノ歌手、イスラエル・フェルナンデスが、大手ユニバーサルからカンテ・アルバムの第3作をリリースした。彼は現在27歳。この若さで大手レコード会社から3枚目を出せるというのはレアなことであり、巨匠カルロス・サウラ監督に「新しい時代を担うカンタオール」と評されただけのことはある。デビュー作は09年、第2作は14年だった。本作では「ロス・パボン」すなわちニーニャ・デ・ロス・ペイネス、弟のトマス・パボン、夫のペペ・ピントに思いを馳せ、リスペクトし、オメナーヘとしている。そこここに懐かしいペイネスの歌声が新世代のカンタオールに受け継がれていく。勿論歌い方やアレンジは現代ものにだが、間違いなく先人を継承している。ギターはカルロス・デ・ハコーバ、ゲストで足音にサラ・バラス、ギターでフアン・カルモナ・カンボリオ、ヘスス・デ・ロサリオ。全9曲。
La luz del entendimiento (Tangos)/Lagartijera (Canción por bulerías)/A la mina del Romero (Taranta)/El príncipe de la Alameda (Soleá por bulerías)/
La Niña del Paiti (Rumba)/Lo mismo que una rosa (Fandangos)/Pastoreando (Bulería)/Granate (Granaína)/Cositas gitanas (Seguiriya)