10代後半から20代前半のハエンの若者たちが新鮮!受け継がれるフラメンコは健在。
2012年、ハエン県連盟は、アンダルシアの若者フラメンコ・コンクールに出場した7人の若いハエンの歌い手、ギタリストのアルバムを制作した。それがこの本作で、8年後の入荷。同ハエンの「ペーニャ・フラメンカ・ラ・テンポレーラ」が中高年の歌い手たちだとすれば、こちらは将来ある若者である。最初のマリ・アンヘレス・マルティネスはロ・フェーロやマイレーナのカンテコンクールの受賞者で、圧倒的な声量と節回しでアレグリアとティエントを聞かせる。ベレン・ベガは地元らしいタランタを歌う。リディア・ペレスはモンセ・コルテスばりの洒落たタンゴとライブ録音でマラゲーニャを聞かせる。ナサレ・ロメーロはさすがにリブレ系が得意のようで、グラナイーナとタランタをしっとり聞かせる。次のマヌエル・アンヘルはソレアのギターソロとタランタの伴奏。最後の歌い手はカルロス・クルス・イホでシギリ−ジャとブレリアを歌う。伴奏のフリオ・ロメーロが上手い。全12曲。
Alegrías - Mari Ángeles Martínez/Tientos / Tangos/Tarantas - Belén Vega/Granaínas/Tangos - Lidia Pérez/Malagueñas y abandolaos/Granaínas - Nazareth Romero/Tarantas/Soleá - Manuel Ángel Calahorro/Tarantas/Siguiriyas - Carlos Cruz Hijo/Bulerías - Carlos Cruz Hijo