スペイン&ラテン界のトップミュージシャンを招き、ハビエル・リモンが作詞作曲の豪華コンピ!
地中海沿岸諸国の女性シンガーが集う「ムヘーレス・デ・アグア(水の女たち)」('10)、パレスティナとイスラエルの若手音楽家との合作「プロメサス・デ・ティエラ(約束の地)」('13)に続く、シリーズ第三部がこの「オンブレス・デ・フエゴ(炎の男たち)」。スペイン&ラテン界のトップミュージシャンを招き、ハビエル・リモンが作詞作曲、共作の楽曲を演唱する豪華コンピだ。スペインポップ&ロック側からアレハンドロ・サンス、サンティアゴ・アウセロン、コケ・マジャ、ラテン側からフアン・ルイス・ゲラ、ネラ、カルロス・ビベス、チャブーコら大物が、大西洋を越えて一枚に集結!バラード、ポップス、バチャータ、サルサなどが混在する一大坩堝に、フラメンコ側からアルカンヘル、ミゲル・ポベダ、ピティンゴ、サウール・キロスが参加。アルカンヘルとミゲルはラヴバラード系、ピティンゴはブルース、サウールだけが唯一カンテの発声法で、フラメンコの偉大さが逆に分かる。アルバムの編曲はリモン印の洒落た都会的センスで統一され、休日やバルのBGMにも良さそう。全12曲、歌詞付き。(中谷伸一)
Mi guitarra/La ventolera/Mamá Africana/Tambores/Geométrica/Arde/Partir daquí/La Cubana/No te tengo miedo/El viento en la isla/Dos ríos y una sola orilla /Tu espalda