本年度ラテングラミー「最優秀フラメンコアルバム」候補！スペインiTunes売上1位の大ヒット作。
2021年4月先行発売のシングル「エル・レイ」、7月発売の本アルバム「ランチェーラ・フラメンカ」ともに、スペインのiTunes売上1位を獲得した大ヒット作。メキシコ民謡「ランチェーラ」の名曲の数々が、ブレリア、タンゴ、アレグリアスなどのコンパスと新アレンジで生まれ変わった。ヘレスの人気デュオ、ナバヒータ・プラテアのクーロ・カラスコとの共同プロデュースに加え、大手レーベルから離れた初の自主制作での快挙。「シエリート・リンド」（→タンゴ）、「エル・ウルティモ・トラゴ」（→セビジャーナス）のアレンジも素晴らしいが、ラストの「エル・レイ」（→ブレリア）のサビは、カンテとピアノの二刀流の先駆者であり、本作発表の状況とも重なって、非常に痛快なレトラ。「カネがあろうと無かろうが／やりたいことをやるわ／私の言葉が絶対よ／玉座も女王も持たずとも／私が王であり続けるわ」。本年度ラテン・グラミーの「最優秀フラメンコアルバム」候補にも選出された、文句無しの傑作。全11曲、歌詞付き。（中谷伸一）
Bromeo "Versión Mariachi"/Te solté la rienda/Cielito lindo/Vámonos/Cuando sale la luna/En el último trago/Me gustas mucho/Se me olvidó otra vez/A la luz de los cocuyos/Llegando a ti/El Rey (Bulerías)