ギター、モントンの編曲術と、ヒターナ歌手サンドラ・カラスコの歌唱力が高次元で融合した佳品！
1981年ウエルバ出身のサンドラ・カラスコは、カンテ・フラメンコを武器に多方面で活躍する40代のヒターナ歌手。デビュー盤「サンドラ・カラスコ」（'11）を皮切りに、「オセアーノ」（'14）、「トラベシア」（'16）で、ボサノバ、サルサ、ジャズ、タンゴまで、抜群の歌謡センスで幅広いファンを獲得してきた。近作「ラ・ルス・デル・エンテンディミエント」（'20）ではペイネス、レポンパ、ピリニャーカ達の持ち歌を捧げ、原点回帰も忘れない。本作はカタルーニャ出身のベテランギタリスト、ホセ・ルイス・モントンと共演。ホセは前作「フラメンコ＆クラシカ」（'20）のゲストでバッハのアリアを歌ったサンドラを「完璧な音程」と絶賛。今回のデュオが実現した。名曲「ラ・パロマ」の詞をフラメンコ化した�◆▲蹈襯�の「甘い嘆きのソネット」を歌うグラナイーナから「タララ」へ移る�ぁ▲哀▲辧璽蕕�閃く��の一方、純然たるポップスやバラードも聞かせる。ホセの編曲術とサンドラの歌唱力が、高次元で融合した佳品。全10曲。（中谷伸一）
Igual que tú/El mismo río/Sin alas de Mariposa/Dolor oculto/Cálido placer/Alegría/Vecinos del amor/No pido perdón/Huele a sal/Lo más bonito