闘牛をテーマとしたコンセプト性、楽曲、マノロ本人のギター演奏、豪華なゲスト(ディエゴ・カラスコ、ビセンテ・アミーゴ、マカニータ…他多数)、それをビシっとまとめるアレンジ、すべてが完璧。
パコ・デ・ルシアと並ぶ巨匠マノロ・サンルーカルの’88年の大名盤『Tauromagia』(1〜6曲目と8〜10曲目)と’82年『Al viento』(7曲目と11〜16曲目)をマルっとニコイチで収録したアルバム。 ドラム、ベースなどを導入した『Al viento』は試行錯誤している感も強いし、正直ダサい瞬間もある。しかし、その末に傑作『Tauromagia』が生まれたということは忘れてはいけない。 ベースやパーカッションの導入で『コンパスを刻む』という役割から解放されたフラメンコ・ギターにおいて、マノロは間合いを大切にした歌心溢れる新しい文法を模索してきた。それが完成形にたどり着いた瞬間がここに真空パックされている。闘牛をテーマとしたコンセプト性、楽曲、マノロ本人のギター演奏、豪華なゲスト(ディエゴ・カラスコ、ビセンテ・アミーゴ、マカニータ…他多数)、それをビシっとまとめるアレンジ、すべてが完璧。全15曲。(Ulito)
Nacencia/Maletilla/En la oración (Tangos)/Maestranza/De capote/Tercio de vara/Esmeralda/Banderillas/De muleta/Puerta del príncipe/Velero/Al viento/Mezquita/Ana Maria/Angustias/Laberinto