コルドバのカンタオーラ、ルルデス・パストール！伝統カンテを新しいイメージと幅広い音楽性で作り上げた力作。
コルドバのプエンテ・ヘニル出身のカンタオーラ、ルルデス・パストール（1981年生まれ）の第3作目の邦訳は「変革はすぐそこまで来ている」。女性の社会的な地位向上を目指すフェミニストとしても活動するルルデスは、2019年に制作資金8000ユーロ強（約97万6000円）をクラウドファンディングで集め、プロデューサーとしてメッセージ色の明確なアルバムに仕上げた。中でも�Д泪襯謄�ネーテ・フェミニスタはその代表格。「私の存在理由と意識を罰そうとする人がいる」という自作レトラを、賛同する先輩格のエスペランサ・フェルナンデスを迎えて熱唱。�△魯侫薀鵐鎧�代の女性迫害を追ったドキュメント映画のサントラ、�い魯�リーブ労働者を唄った民衆詩人ミゲル・エルナンデスの詩、�イ魯▲襯璽鵐船鵑離侫�ルクローレ歌手、メルセデス・ソーサの名曲「ラス・シンプレス・コサス」をブレリアに。売上最優先の音楽市場の在り方に一石を投じる作品となった。ギターはアルバノ・ジャノス、メロン・ヒメネス他。全10曲。（中谷伸一）
A Galopar/Las 13 rosas memoria/Palabras para Julia/Andaluces de Jaen/Las Siempre cosas/La Arena del Mar Llorando/Martinete Feminista/Ahora Me Quiero Yo/A Miguel Hernandez/Version Sinfonica de Andaluces de Jaen