改めて感じるヘロニモの歌伴の上手さ！ムイ・フラメンコな熱いフエルガ・ライブ。
少年時代ギターの神童として活躍し、来日もしたヘロニモ・マジャ。23年第3作目のアルバムを出し、健在ぶりをアピールしたが、それとほとんど同時進行で、「フエルガ・フラメンカ（ライブ）」シリーズをスタートさせた。本作はその1作目で、歌い手を立て、ライブで縦横無尽に伴奏しまくる趣向だ。歌はコマンド・レウス、新人のようだが、いい味を出している。曲目はコンパスの真髄を表すブレリア、タンゴ、ソレア・ポル・ブレリア。ヘロニモはマドリードのカニョロト出身で、今回のアルバムもマドリードのアーティストが参加していると思われるが、特にブレリアではヘレスかと思えるほどの雰囲気、コンパス感を出している。とりわけパルマが素晴らしく、タメのあるノリを出している。1曲10分前後で、全4曲。
★耳コピしたくなるほどの魅力！
Bulerías/Solea por bulerias/Bulerias II/Tangos