アンチ・コマーシャリズムの極に居るアグヘータ3代の未発表・純粋カンテ!
フラメンコの歴史に確固たる位置を占めるアグヘータ一族の、祖父アグヘータ・ビエホ、父フアン・ゴルド、その息子ネグロ・アグヘータの3代に受け継がれてきた、コマーシャル臭の全くない純粋なカンテ。特にビエホの無伴奏カンテの数々は未発表で貴重。息子ネグロの歌も初お目見えだが、受け継がれて行く血を強く感じる。全38曲。
堀越千秋氏解説文(抜粋)
「カンテとは音楽の形を取りながらも音楽的快感を追求するものではない。心の奥底の悲しみを、まず語るものだ。ホアン(ゴルド)は、ウトレーラ姉妹やペラーテの渋いカンテを聴いてさえ、『あいつらは音楽的だしな』という言い方をした。『音楽的』を一段低いものとして扱うのだ。では至高のものとは何か?知れたこと。魂の語り、である。容赦なき美である。他に言い様もない。」
CD1(アグヘタ・ビエホ):ブレリア/ソレア/マルティネーテ/シギリージャ/マラゲーニャ/アルボレア等全16曲
CD2(ゴルド・アグヘタ):タンゴス/タラントス/ファンダンゴ/ブレリア/ソレア/カンティーニャ/ミラブラー・イ・ロメーラ/シギリージャ等全17曲
CD3(ネグロ・アグヘタ):ソレア/シギリージャ/マラゲーニャ/ファンダンゴ/ブレリア全5曲(伴奏:ディエゴ・ルビチ)