なんと歴史の彼方のビセンテ・エスクデーロの映像が!マリオ・マジャ「アイ・ホンド」も。
歴史的お宝映像がぎっしり収録されているこのシリーズの第4巻は、「テアトロ・フラメンコの第一歩」、「古木の再生」と題し天才少年、少女二人の踊り手の映像、そしてマリオ・マジャの伝説的作品「アイ・ホンド」の3部構成。「テアトロ・フラメンコの第一歩」では、テアトロ・フラメンコ創成期のスターたちの映像を収録。中でも、グラン・アントニオ、カデスへと続く偉大なマエストロであり、シギリージャを初めて踊った踊り手としても歴史に名を残すビセンテ・エスクデーロの映像は貴重。舞姫マリエンマの美しさも必見!だ。 2部では少年バイラオール、ホセリートと少女バイラオーラのイサベル・ロペスが登場。芸達者な子供たちのバックを支えるのは、エル・ボケロンやペペ・アビチュエラらツワモノたち。そして、ガデスとともに創作フラメンコの一時代を築いたマリオ・マジャの「アイ・ホンド」。この作品はヒターノ迫害の歴史を作品化したものだが、稀代の振付家マリオの才能は今見ても圧巻だ。共演しているのは、若き日のコンチャ・バルガス。アフィシオナード必見の一本。
○テアトロ・フラメンコへの第1歩(カラー/32分・「バイレの祭儀と地理」)=ビセンテ・エスクデーロ、マリエンマほか
○古木の再生(カラー/27分・「フラメンコ」)=ホセリート、イサベル・ロペス、ボケロン、ペペ・アビチュエラほか
○今日のバイレ(カラー/30分・「フラメンコ」)=マリオ・マジャ、コンチャ・バルガス、エル・ピキほか