へレスの伝統カンテのライブで、更に歌詞付きという好条件はカンテ練習生に最適!
ヘレスはプラスエラ地区のヒターノ・ファミリーのミヒータ家の一員であるホセ・ミヒータは、82年生まれの37歳。幼少の頃よりフラメンコに親しみ、7歳の頃には、地元のペーニャ「ラ・ブレリア」や「セルニカロス」で踊り手やギタリストに交って歌い始めている。08年には歴史的録音となったアルバム「ヌエバ・フロンテーラ・デル・カンテ・デ・ヘレス2008」に若い歌い手として参加した。本作はその彼の3作目になるが、18年12月、へレスのタバンコ「ラ・ビーニャ・エル・マフエロ」でのライブ録音である。伴奏はマヌエル・モラオの孫、ペペ・デル・モラオで、カンテとギターだけのシンプルなスタイルは、否が応でもへレスのカンテの純粋さ、深さを示す。特にホセ・ミヒータは熱唱型の歌い手で、聴衆の心を揺さぶる。勿論カンテはへレスの伝統にのっとっており、さらにライブ、歌詞付きということで、カンテ練習生には参考になることは極めて大きい。ゲストにドミンゴ・ルビチ、パルマでカルロス・グリロ、ホセ・ルビチほか。全8曲、歌詞付き。
Me llaman el Mijita (Martinetes)/A quien quiero yo (Bulerías por soleá)/Lo lejos que estoy de ti (Malagueñas) A Diego Rubichi/De la parra sale el vino (Bulerías)/Viejas playas de San Telmo (Tientos-tangos)/No me llores más (Seguiriya)/Limosnita por las calles (Fandangos)/Al compás de mi gente (Bulerias) A Juanillorro