カフェ・カンタンテの再現貴重映像!&メルチョールのギター、フアナ・ピパの踊り。
文化人類学的遺産ともいえる古いフラメンコの映像が、ぎっしりと詰まったこのシリーズ。第3巻は、カフェ・カンタンテ誕生の時代からさまざまに発展したフラメンコを描いている。カフェ・カンタンテのシーンでまず登場するのは、ヘレスのブレリアの名手として名高いティア・フアナ"ラ・デル・ピパ"。ここではソレアが収録されているが、他では絶対見られない、ソレアだ。必見! 他に、マリア・ビクトリアのボレーロ、ルイサ・トラーンのタンゴなど。また、メルチョールのギターで歌うルイス・カバジェーロが素晴らしい。続くパティオでのフィエスタでは、ラ・ネグラの歌でエル・ティティが踊るタンゴが楽しい。そして「センティミエントと家系」と題してファミリア・バルガスから、マヌエラ・バルガスを収録。スペイン国立バレエ団の「メデア」で初代メデアを演じたマヌエラの生粋のフラメンコが見られる。ミラブラス、ペテネーラ、ブレリアを収録。カンテは、チャノ・ロバート、クーロ・フェルナンデス、ギターはルイス・アビチュエラ他。さらに、往年のスター、パコ・ロメーロのソロ3曲も。この巻も見所満載、お宝映像がずらり!
○1900年頃のカフェ・カンタンテ(カラー/31分・「バイレの祭儀と地理」)=ティア・フアナ"ラ・デル・ピパ"ほか
○センティミエントと家系(カラー/26分・「フラメンコ」)=マヌエラ・バルガス、チャノ・ロバートほか
○パコ・ロメーロ(モノクロ/25分・「フラメンコ」)=パコ・ロメーロ、エル・フレーチャ・イホほか