音を詰め込まず、モダンコードを使わないことからすれば、かえって個性派の19歳!
2003年カディス県チピオーナ生まれのギタリスト、マヌエル・セルパは19歳。10歳ころよりギターを弾き始め、程なくホセ・メルセーのペーニャに出入りするようになり、フラメンコを学んだ。またヘレスにも通い、エル・カルボネーロからギターの手ほどきを受けた。ユーチューブの映像ではマノロ・サンルーカルの家でソレアを弾いたり、カナルスールの番組「ティエラ・デ・タレント」ではソロやホセ・メルセーの歌伴で話題になっている。現代の若手ギタリストを基準に比べると、あまり音を詰め込まず、モダンコードを使わないことからすれば、かえって個性派だ。ロンデーニャやミネーラの空間的な広がりとブレリアのノリがいい。まだ未完成な部分もあり、それが伸びしろを感じさせる。全11曲。
Sansara (Rumba)/Renacer (Soleá por buleria)/Chipiona (Fandago)/Tierra Santa (Nana Moruna)/Jangarillon (Tangos-rumba)/De Chipiona a Jerez ( Buleria)/A solas (Tremolo/Maestro Carbonero (Rondeña)/En el rincon de mi alma ( Minera y Alegría)/Herencia (Minera)/En los claustros de Regla (Solea)