「ラ・カサ・デ・サビーカス」の館長を務める若きカンタオール！凄腕ヒターノ・ミュージシャンが勢揃い。
スペイン北部パンプローナ出身のホリス・ムニョスは地元のフラメンコ普及センター「ラ・カサ・デ・サビーカス」の館長を務める若きカンタオール。幼少時から歌い始め、本作「シン・ティトゥロ」（'22）で念願のソロアルバムを発表した。全編ラブソングのルンバにタンゴ、サルサとバラードで一貫するフラメンキートな作風に相応しい、甘く渋い低音がホリスのセールス・ポイント。デビュー作で破格のゲストの面々は、館長職で培った人脈の賜物だろう。ポティートのブレリア��はパコとカマロンへの追慕詞と相まって、雷撃一閃のカリスマぶり。踊り手のファルーは�Г妊汽僖謄◆璽匹膨狂沈�的なカンテを披露。バックにはケタマのホセミ・カルモナ、パケーテ、ヘスス・デル・ロサリオ、エンリケ・エレディア“ネグリ”ら凄腕ヒターノ・ミュージシャンが勢揃い。天才マルチ・プレーヤーのアライン・ペレスは����の流麗なサルサ・ヴォーカルで、夜のフィエスタ・ヒターナ風の絢爛なアイレを盛り上げる。ポップなジャケットはパンプローナが世界に誇る前衛デザイナー、ミケル・ウルメネータ作。全14曲。（中谷伸一）
Canto a la Noche/Solo para Ti/Recordando a Paco y Camaron/Lloraras/Eres Mi Camino/Vivo en Amores/Que Bueno Viene Sonando/Mi Alma Sin Ti No Vive/Me Duele en el Alma/CantarePara Que Bailen las EstrellasNo Quiero Mas Amores/Tienes/Olvida Eso