伝統曲を、抑制の効いたエレクトリック・ブルースロック＆ジャズ系でアレンジしたのが最大の勝因！
1955年ヘレスのプラスエラ生まれのホセ・デ・ロス・カマロネスは、幼少時から「カマロン（小エビ）」などの魚貝類を獲り、かごに入れて売り歩く、マリスケーロが本業だった。カンテとの二足のワラジ生活が続いたとはいえ、ソロアルバムを複数枚出す実力派だ。本作はホセが主役級の俳優でも出演した、ベテラン監督ゴンサロ・ガルシア・ペラジョの近作4本のサントラを中心に再構成。歴史遺産とも言える�．廛譽乾鵝平┐豌痢砲鯣蘋擇蠅法▲愁譽◆▲屮譽螢◆▲泪薀押璽縫磧▲肇福次▲織鵐粥▲蹈泪鵐擦箸い辰薪租�曲を、抑制の効いたエレクトリック・ブルースロック＆ジャズ系でアレンジしたのが最大の勝因。ストラトを弾くホルヘ・ゴメスはナバヒータ・プラテアやライムンド・アマドールとも共演、ゴンサロ監督はスマッシュやローレ・イ・マヌエルのプロデュース経験者だけに、ツボを心得たフュージョンセンスが抜群。60後半のホセも今が絶頂期と思わせる、剛毅で自在な歌いぶり。クールでホンドでレアな一枚。全8曲。（中谷伸一）
Pregón de los Camarones/Copas vacías(solea)/Anclé mi alma(buleria)/Diálogos con Teresa/Getsemani(granaina)/En su principio(tona)/Tangos de la libertad/Ave María Magdalena(romance)