2作目で豹変!一流ゲストを的確に配置し、編曲を任せ、ムイフラメンコな味わいを表現した成功作。
オランダ人ギタリスト、ガスパール・デ・オランダは、ロッテルダム音楽院でクラシックとフラメンコを学び、その後ウエルバに移住。トマティート、アントニオ・レイ、ヘラルド・ヌニェスらに師事した。本作は20年以来の2作目だが見事に豹変!一流ゲスト(アントニオ・レイ、ラファエル・デ・ウトレーラ、セピージョら)を招いて的確に配置し、アレンジャーに編曲を任せ、ムイフラメンコな骨格とモダンな味わいを表現している。多用しているアラブ楽器もいいバランスで入り、作品の完成度に貢献している。唯一の無伴奏ソロ「アルバイシン」では、骨太のタッチのギターと正統派の情感がいい。最後のブレリアでは、ギターとウードとのユニゾン、掛け合いが素晴らしく、ブレリアのいい味を醸し出している。全9曲。
Mesopotamia(buleria)/Plañideras(seguiriyas)/Voces del alma(fandangos de huelva)/Chaconeando(tangos)/Plaza Taksim(balada)/Niño Miguel(bulerias por solea)Albaicín/A mis vidas(nana)/De Jeréz a Marrakech(bulerias en directo)