「ランパラ・ミネーラ賞」受賞カンタオール、ミゲル・オルテガ！モダンアレンジの上に乗る伝統カンテ唱法。
1975年、ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカ生まれのミゲル・オルテガは、マリア・パヘスのヒット作「ラ・ティラーナ」（'98）の舞踊伴唱などを契機に頭角を現し、2010年にはカンテ・デ・ラス・ミーナス最高賞「ランパラ・ミネーラ」を獲得。9年ぶりのソロ第3作目「ラウラ」（'24）は、愛妻ラウラに捧げたプライベート・オマージュだ。フラメンコ・ピアノのパブロ・スアレスに、ミゲル本人やアントニオ・カンポスの詞が絡む、フラメンコ曲種（ファルーカ、サンブラ、ファンダンゴ、シギリージャ、ブレリア他）が下地のモダン・フュージョンを展開。平易な現代の日常的な言葉を用い、自己の内面を奇を衒わずストレートに描く形が珍しくも新鮮。「良い母に良い妻、人生これ以上何を望もうか」「残された人生を君と二人、共に過ごしたい」（��ソレア）、「僕はロス・パラシオスに生まれ、妻と息子たちが住む家がそこにある」（�Ε侫．鵐瀬鵐粥砲覆匹呂修凌森�頂。ベテランらしい安定した歌唱力も◎。全10曲、歌詞付き。（中谷伸一）
Laura(farruca)/Como cae la tarde(zambra)/Algodre(bolero)/Del barrio de Nazaret(tangos)/En el vientre de tu gloria(granaina)/Casares (fandangos)/Mallarmé(aires de levante)/Cinco golpes(seguiriyas)/Itoly(bulerias)/El timón que nos guía(solea)