参考音源の宝庫！！ハレオ・エストレメーニョ、タンゴ・デ・グラナダ、ソレア・アポラ、プリマベーラ・デ・ミ・20アーニョ・・・。
少年時代ギターの神童として活躍し、来日もしたヘロニモ・マジャ。本作は23年に始まった「フエルガ・フラメンカ（ライブ）」シリーズの第2作。歌い手はマリア・デル・タンゴで、いつものようにヘロニモが縦横無尽に伴奏しているライブ盤である。何と言っても本作の魅力は、歌われる歌が新作ではなく、これまで多くで歌われてきたスタンダードな曲ばかりであること。ハレオ・エストレメーニョでは、あのカイータが歌うように独特の乗りで歌われる。カンシオン・ポル・ブレリアの「プリマベーラ・デ・ミ・20アーニョ」では、元歌のピティンゴのように情熱的に歌われる。タンゴ・デ・グラナダでは、マリナ・エレディアのようにいい味を出している。ブレリアではヘレスものを中心にいろいろ多彩に歌われる。最後のソレアでは、ソレア・アポラが歌われている。ヘロニモのギターは勿論のこと、パルマ・パーカッションも素晴らしい。ヘロニモの周辺だからマドリードのカニョロト地区のヒターノだと思われる。これだけ参考音源が一度に揃うのは珍しい。全9曲。
Rumbas-tangos/Jaleos Extremeños/Primavera de mis 20 años/Soleá por bulerías/Tangos de "Grana"/Y no es callar/Alegrías de Cádiz/Bulerías por fiesta/Soleá