フラメンコ・チルの先駆けであるチャンバオ！今作は比較的「生音」を重視した作風。
マラガのグループ（というより現状はボーカルのラ・マリのソロ・プロジェクト）チャンバオが2023年に活動再開と同時に発表した7枚目のオリジナル・アルバム。ギター伴奏はフアン・メディーナとレブリーハのリカルド・モレーノ。�△任魯蕁Ε肇譽瓮鵐妊�ータがゲスト参加。チル・アウト・ミュージックとの融合、フラメンコ・チルの先駆けであるチャンバオらしく打込は多用しているものの今作は比較的「生音」を重視した作風。4拍子系の曲は随所にタンゴやルンバの匂わせているし、��コロンビアーナ、�ゥ戰襯妊�アレス、��アレグリアスのように明確にフラメンコの曲種を踏襲している曲もある。ラ・マリのボーカルは変にリキんでカンテっぽくしようとせず、ノビノビ歌っているところがむしろ好印象。特にアルバムの最後を締めくくる��はソレア風のコンパスにノセてカーニャやセラーナなどの影響を色濃く残したメロディーを歌い上げるという、フラメンコ側の人間にとっては非常に興味深い傑作。全１２曲、歌詞付き。（Ulito)
Camino a casa/Mil flores/Hijos de la música/Te lo dije/El molinillo y el Perchel/Libre/En la cresta de la ola/Florecimiento/En este vaivén del mundo/No hay veneno bueno/Espuma de sal/Conversaciones con el universo