グラナダの実力派ギタリスト、ルベン・カンポスの遅めのデビュー作!聴くほどに良くなってくるタイプのギター。
82年グラナダ生まれのギタリスト、ルベン・カンポスは43歳。マノロ・サンルーカルやビエヒンらからギターの手ほどきを受け、更にパケーテやヘラルド・ヌニェスからも習っている。プロになってからは、フアン・ラミレス、アントニオ・カナーレスらの踊り手、エストレージャ・モレンテ、ニトラらの歌い手とも共演し、キャリアを積んで行った。06年には、オヒハレスのコギターコンクールで第2位を受賞。本作は、その彼の遅めのデビュー作。キャリアを積んできた分、安心して聴ける。スタイルはモデルノだが、何処か遠くに伝統の香りがある。2つのブレリアはノリノリで、驚かすような曲芸的フレーズやコントラティエンポが登場する。その一方で地元グラナイーナやソレアでは歌うように深く表現している。近年のグラナダからは素晴らしいギタリストが生まれており、フアン・アビチュエラ・ニエトを筆頭にホセ・フェルミン・フェルナンデス、そしてルベン・カンポスだ。全8曲。
Maricarmona (Tanguillos)/Puerta del vino (Bulería)/Donde habitan los sueños (Fandangos de Huelva)/Nerachilar (Granaína)/La calle del pensamiento (Tangos)/Pa mi Samay (Bulería) con Soleá Morente/Puesta de sol/Espejo de plata (Soleá)