ヘラルド・ヌニェスが切り開いた新分野、舞台音楽。
97年、スペインのメリダのローマ劇場で初演されたカルメン・コルテス舞踊団の『サロメ』の舞台音楽をCD化したもの。96年初演のロルカの『イエルマ』に次ぐ、同舞踊団の文芸大作といったところ。演出・振付はカルメン・コルテス、作曲・編曲ヘラルド・ヌニェス。CDは、16のシーンに分かれ、ヘラルドのギターを中心に据えてブレリア、タンゴ、グラナイーナ、タンギージョ、ソレア・ポル・ブレリアなどフラメンコのリズムを借りてスペクタクルを表現。バラードやストリングスの部分もある。ポピュラー音楽のバックの経験などを経て成長した彼は、もはや速弾きだけのギタリストではない。マノロ・サンルーカルのように舞台音楽にも新境地を見いだしたようだ。