若き日のマティルデ・コラル、エル・ミンブレ、メルチェ・エスメラルダをたっぷり堪能!
どの巻もアフィシオナードにはたまらない貴重な映像が、ぎっしりつまったこのシリーズ。第5巻の主役は、セビージャの御大マティルデ・コラルと弟のエル・ミンブレだ。若き日のマティルデのなんと優雅で美しいこと! マティルデは今と変わらぬ豊かな体型を誇っているが、同時に絶世の美女のオーラを放つ。セビージャのアイレそのものといえる艶やかさで、カーニャ、タラント、ブレリアを踊る。エル・ミンブレの端正で切れ味鋭いバイレも圧巻。烈しさの中で男のエレガンシアが一層際立つ。また、第一部では、1930年代のカフェ・カンタンテを再現。ペペ・デ・ラ・マトローナが当時のカフェ・カンタンテの様子を語り、ステージ上のアルティスタの立ち位置などを教示する様子が描かれる。ここでは、チャノ・ロバートの歌で踊るマティルデや、メルチェ・エスメラルダのガロティンなどが収められている。
○1930年頃のカフェ・カンタンテ(カラー/30分・「バイレの祭儀と地理」)=メルチェ・エスメラルダ、マティルデほか
○マヌエル・コラーレス“エル・ミンブレ”(モノクロ/30分・「フラメンコ」)=エル・ミンブレ、チケテーテほか
○マティルデ・コラル(モノクロ/31分・「フラメンコ」)=マティルデ・コラル、ロメリート・デ・ヘレスほか