ホセ・メルセー＆トマティート（'１８）「デ・ベルダー」
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トマティートがフラメンコに回帰！洗練のギター表現とホセ・メルセーの円熟のカンテ。
55年ヘレス生まれのヒターノ歌手、ホセ・メルセーは64歳。伝説のパコ・ラ・ルスの末裔であり、セルニータやソルデーラの甥でもある。12歳で地元デビューを果たし、15歳でカディスのタブラオ「ラ・クエバ・デル・パハロ・アスル」に出演し、ランカピーノやフアニート・ビジャールらと共に歌った。その後マドリードのタブラオで活躍するが、アントニオ・ガデスに認められ、73年より10年間舞踊団に所属し、映画「血の婚礼」にも出演した。しかし何と言っても彼のターニングポイントは、98年のビセンテ・アミーゴのプロデュース・伴奏のアルバム「デル・アマネセール」のヒットだろう。これでメルセーは一躍スターになった。その後はコンスタントにアルバムを出し続け現在に至っている。本作は結果的にカリスマギタリスト、トマティートをフラメンコに引き戻すかたちになった。メルセーの老練のカンテとトマティートの洗練されたギタープレイが心地よい。作詞・作曲に新人のキキ・コルティーニャスが大きく関わっている。パルマにルイス・デ・ペリキン、フアン・グランデほか、パーカッションにピラーニャ。全11曲、歌詞付き。
Jerez (Rumba)/Lola (Zambra)/Camino por andar (Fandango de Huelva)/Buscando la verdad (Bulería)/Perdura la verdad (Soleá por Bulería)/La salina (Alegría)/Regalarte en la mañana (Granaína)/Mundo de paz/Fuente de la Medina (Taranto de Almería)/María (Bulería)/Mi Curro y Adonaya (Seguirilla)
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