バダホス出身のカンタオール。やはり極めつけはハレオ・エストレメーニョとタンゴ・エストレメーニョ!
79年バダホスのベルランガ生まれのカンタオール、ホセ・モレーノ・エル・カーノは42歳。13歳の頃には地元のフェリアで歌い始め、ペーニャにも出入りしてキャリアを積んで行った。その後バダホスやカセレスのフェスティバル、ペーニャにも出演。地元の踊り手カルメン・オサードの伴唱も行った。ギタリストのハビエル・コンデらと海外公演も。本作はその彼の遅めのデビュー作。中音域の軽快かつ味わい深い声質が魅力的だ。ソレポル、シギリージャ、ソレア・デ・アルカラは極めてオーソドックス。しかし何んと言ってもバダホス出身だけあってハレオ・エストレメーニョとタンゴ・エストレメーニョが聴きどころだ。最後の手前で無伴奏のブレリアのフィン・デ・フィエスタ。最後はタンゴで締めている。全11曲、歌詞付き。
Aba vlcoacía (Bulerias)/Bulerías a ritmo de soleá/Tangos de un extremeño/Tonadillas extremeñas/Las Gabachas (Jaleos extremeños)/Seguidillas/Por Díos María (Tango-rumba)/El arco de San Miguel (Soleá de Alcalá)/Tronco de la misma rama (Fandangos a dúo)/Mesón taurino (Bulerías)/Alma que da la vida