フラメンコ舞踊家、鍵田真由美の究極の心身の美を刻印した至極の写真集!
舞台写真家、川島浩之の初の写真集「銀河のごとくーMAYUMI KAGITA」が刊行された。フラメンコ舞踊家鍵田真由美の下に通い続けて20年、無数に切られたであろうシャッターの中から選び抜かれた究極の写真が100点以上。2次元の上に切り取られ刻印された鍵田は、今にもに踊り出しそうである。いや、写真の中で踊っている。
傑出した身体性で他を寄せ付けない圧倒的なバイレを踊り続ける鍵田だが、1枚1枚の写真から伝わってくるのは、舞踊家鍵田真由美の魅力にとどまらず、踊り手と写真家の間で共有されたであろう真摯で濃密な時間だ。川島の鍵田に対するリスペクトと鍵田の川島に対する信頼感が交錯する時間。そして、同じ時間が繰り返されることは決してない。まさに鍵田真由美の究極の心身の美を刻印した至極の写真集となった。(西脇美絵子)