確かなテクニックとタメのあるノリで、伝統的な懐かしい響きを立てている。多少地味ながら。
79年バルセロナ生まれのギタリスト、ペドロ・バラガンは43歳。バルセロナのコンセルバトリオでフラメンコギターを学び、その後フアン・アビチュエラ、ミゲル・アンヘル・コルテス、マノロ・フランコ、ニーニャ・デ・プーラらにも手ほどきを受けた。04年カンテの伴奏のためのクリスティーナ・へーレン財団コンテストで」3位入賞。さらにカルメン・リナーレス、チャノ・ロバートほかのバックとしても活躍の傍ら、フェスティバルも様々参加してきた。バイレ、カンテ伴奏の教師としても活動。本作はその彼に遅めのデビュー作。現代の若手ギタリストに比べれば、多少地味だが、確かなテクニックとタメのあるノリで、伝統的な懐かしい響きを立てている。全13曲。
El ángel (Serrana)/San Diego (Alegría)/Villegas (Soleá)/Tunja (Guajira)/Llanes (Bulería)/Begonia (Malagueña)/Calle Pensamiento (Soleares)/Albuyacub (Tango)/Plaza Gelo (Minera)/Al-Hidaya / Mi negro (Cantiña)/Edipo (Granaína)/El Vacie (Siguiriya)/Chinitas / Las Almenas / Los Carteros (Peteneras)