謎のトルコ人ギタリストに、極め付けのスペイン人アーティストが集まったムイフラメンコな1枚!
年齢も生い立ちもキャリアも不明の、謎のトルコ人フラメンコ・ギタリスト、ケレム・カン!同性同名のトルコ人弁護士もいるようで、紛らわしい。もしかしたらギタリストでありながら弁護士なのかも知れない。自身のFacebookもあり、かなり凝ったフラメンコ情報を載せていて、フラメンコへのリスペクトも強い。本作はその彼のデビュー作で、最近進境著しいyoukali musicからの発売。粗削りで野太い音色のギターが味わいどころだか、外国人とは思えないくらいフラメンコに溶け込んでいる。そして驚くことは、極めつけと言えるほど心憎いスペイン人アーティストが、このトルコ人に集まってきていること。モロンの歌い手の雄ダビ・エル・ガジ、パーカスのピラーニャ、最後のパコ・バンドの歌い手ダビ・デ・ハコーバ、御大シガーラ、へレスの雄ルイス・デ・ペリキン、音楽監督のエル・パケーテである。全10曲
Al Cielo (tangos)/A mi Pico de Triana (bulerias)/Al Maestro Sanlucar (Solea)/Dos Gardenias/Bohemia (taranta)/Elif (bulerias)/Cuatro Naranjas (SEguiriyas) /Intro a La Libertad/La Libertad (rumba)/Ciego del Oro