20年現代音楽国家賞を受賞のチャノ。カンタオールと組んでフラメンコなジャズ・スタンダード展開！
ジャズ・フラメンコ・ピアノの先駆者で、2020年に栄えある現代音楽国家賞を受賞したチャノ・ドミンゲス（1960〜）。同じカディス県内のサン・フェルナンド出身で、カンテとサックスという異色の二刀流を駆使し、欧州ジャズフェスティバルでも活躍するアントニオ・リサーナ（1986〜）。本作「エスタンダレス」（'21）は、この才人二人が組んだジャズ・スタンダード選集。� 屮好�イラーク」、�ァ屮汽沺璽織ぅ燹廖↓�「オール・ザ・シングス・ユー・アー」など永遠の定番が、現代スパニッシュ＆フラメンコテイストへ流麗に変貌するアレンジが聴き所だ。アントニオ制作のオリジナル西語詞のおかげで、本来異質なケヒオやカンテ唱法が曲中に閃いても、極めてナチュラルに一体化。二人とも濃厚なフラメンコ地帯出身ゆえの、当意即妙なハーモニーが軽快奔放で美しい。��「ラウンド・ミッドナイト」は、原詞＆創作のアイレが限りなく融合した名演。ドラムにマーク・ミラルタ、コントラバスにマネル・フォルティア。全10曲、歌詞付き。（中谷伸一））
Skylark/In our own sweet way/Beatrice/Four/Summertime/Ana maria/Resolution/But not for me/Ruund about midnight/All the things you are