パコ・デ・ルシア遺作('14)「カンシオン・アンダルーサ(中古)」
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死してなお、フラメンコをリードし続ける巨人パコ・デ・ルシア!
このコンセプトがこの世界に影響を与え、また模倣される。
14年2月26日、稀代の天才フラメンコ・ギタリスト、パコ・デ・ルシアが急逝した。66歳だった。その衝撃は、スペイン、日本のみならず全世界を駆け巡った。パコの存在の大きさを改めて人びとに知らしめた。本作は4月29日スペインで急遽発売された、言わば遺作だが、こんなに早く世を去るとは誰も思っていなかったわけで、結果として遺作になってしまった作品。そのミキシングから推察すると、最近のエストレージャ・モレンテやミゲル・ポベーダの新譜にパコが1曲伴奏している音に近い。恐らくここ最近の録音ではないだろうか。
パコ・デ・ルシアはデビュー作「天才」以前に、アンダルシアのカンシオンを2重奏で録音しているが、自身のルーツとしてのアンダルシアへの想いを忘れることはなかった。本作は彼のカンシオン・アンダルーサへの愛がモチーフになっている。名曲「マリア・デ・ラ・オ」は後半のブレリアが素晴らしい。昔も弾いた「オホス・ベルデス」も後半ブレリアに。ブレリアは絶対だ。「ロマンセ・デ・バレンティア」はカスタネットに乗せて郷愁を誘うメロディが哀しい。「テ・エ・デ・ケレール・ミエントラス・ビバ」はエストレージャ・モレンテの歌が入り、後半やはりブレリアに。ブレリアは永遠だ。
「ラ・チキータ・ピコネラ」ではパコ1人による多重録音が素晴らしく、そのハーモニーは新しいコンセプトとして後世に影響を与え、模倣されるに違いない。「キロガ・ポル・ブレリアス」は本作中の最高傑作のブレリア。キロガの曲をメドレーで繋ぎながらも自分の側に引き寄せ、新しいブレリアに染め上げている。パコがまた新しいフラメンコの未来を示した。全8曲。
★パコ・デ・ルシアはアンダルシアに帰って人生を終えた。
Mari'a De La O/Ojos Verdes/Romance De Valenti'a/Te he De querer mientras viva, con Estrella Morente/La Chiquita Piconera/Zambra Gitana, con Parrita/Quiroga Por Buleri'as/.Sen~orita con O'scar de Leo'n
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