ハスキーで艶めくカンテ声と天性のコンパス感でフラメンコ・フュージョンを歌いまくるニーニャ・パストーリ！
国民的ダンサー、サラ・バラスと同郷のカニャイージャ（サン・フェルナンド出身女性）であり、フラメンコ・フュージョン歌手の一線を走り続けるニーニャ・パストーリ（1978年生まれ）。ベストアルバム「シゴ・ナベガンド」（'21）から2年ぶりの新作が「カミーノ」（'23）だ。ハスキーで艶めくカンテ声と天性のコンパス感に加え、早世したヘロ（「ロス・チチョス」の初代ヴォーカル）の息子でミュージシャンの夫チャボリのアレンジが冴える安定の共作ぶり。レゲトン、サルサ、ルンバ、タンゴ、ブレリアといったボーダレスな音楽性と、パストーリの“ケヒオ”をナチュラルに融合させる職人芸が秀逸。�，楼Δ垢訥�バルセロナ、�△蓮屮悒蹇廚悗離�マージュ、���Δ脇鷽佑量爾悄↓イ藁鯊絅◆璽謄�ストへの献辞もあり、パコとカマロン、ローラ・フローレス、マノロ・カラコールがレトラに登場。同曲のハレオにはヘレスのルイス・デ・ペリキンが参加。夫婦二人を結びつけたフラメンコへの敬意が通奏低音に響く快作。全10曲、歌詞付き。（中谷伸一）
Coco Loco/Pon Que Dale/Y De Repente/Bon Dia/Verdes Como Los Míos/Osú Qué Niña/Regoleta/Caminante/Yo Nací Para Vencer/La Tierra