セルニータ・デ・へレス生誕100年記念盤！研究家ガンボアならではの選曲が貴重。
20世紀に活躍した名伴唱者の一人、セルニータ・デ・へレス（1921〜1971）の生誕100周年を記念した「フラメンコと大学」シリーズ第67弾の2枚組。博覧強記のフラメンコ作家、ホセ・マヌエル・ガンボア監修だけに、多彩な音源のデータを明記してあるのが特徴だ。マドリ―ドのタブラオ「ドゥエンデ」の、1960年代一連のクアドロ録音の中には、セビージャの舞姫マティルデ・コラル（CD1�ァ砲亮磴�日や、CD2� 銑Δ任蓮�巨匠アントニオ・エル・バイラリン（1921〜1996）のバックでチャノ・ロバートと組み、メルチョール・デ・マルチェーナらの伴奏で熱唱。往時一流のクアドロ・メンバーのタブラオ作法が分かり面白い。私家版で年代不明だが、無伴奏のマルティネーテ・ソロ3曲（CD1�院銑魁砲筺▲好ぅ構仗箸龍Ρ薀丱ぅ薀�ーラ、スサナのチューリッヒ自宅で1957年に録った、素朴な風合いのカンテソロ（CD2��〜�魁砲良�刻などは、これまで伴唱録音が主流だっただけに貴重な音源だ。セルニータファンは勿論、伴唱・伴奏ファンにもおススメ。CD2枚組全39曲、西語解説付き。（中谷伸一）
Sentio me lo quita (Alegrías de Cádiz)/Doblaron las campanas (Siguiriyas)/A la mare de mi alma (Malagueña)./Me da miedo quererte (Soleares)/Verdiales /Siguiriyas/Carmona ya no es Carmona (La Caña)/Y si no te veo doble (Fandangos de Huelva)/Mariquita ponte guapa (Tangos)/Caña/Medía Granaína……….