ルンバ、タンゴ、ブレリア等の曲種のコンパスを用い、フラメンコのエッセンスを随所に散りばめた、シティ・ポップ！
フラメンコ・ファンク＆ラップでカリスマ的人気を誇る、リネア出身のベテランシンガーソングライター、フアニート・マカンデ。そのプロデュースで話題を呼んだデビュー作「ジョラ・シ・アイ・ケ・ジョラール（泣くべきなら泣けよ）」（'20）に続くセカンドが、この「クーロ」（'24）である。主役のマリオ・パルマはセビージャ出身の若手で、プーロ派に敬意を払いつつ、マカンデ仕込みのフュージョン路線を本作でも踏襲。ルンバ、タンゴ、ブレリア等のアップテンポな曲種のコンパスを用い、フラメンコのテクニカルなエッセンスを随所に散りばめた、シティ・ポップ系のZ世代カンテシート。周囲の期待を物語るのが、参加ミュージシャンの豪華さで、マカンデがギター、ゲストにスペイン・ラップ界レジェンドのサトゥ・デ・SFDK（�┘�ジェホネス）、「ポル・ラ・タンヘンテ」（'23）で2023年度ラテン・グラミーのベスト・フラメンコ・アルバム候補になった、ウエルバ出身のディエゴ・ゲレーロ（�ぅ屮襯┘蝓璽瀬后法Ａ�10曲。（中谷伸一）
Aire/Telarañas/Agujetas/Bulherias/Puro y verdadero/Ojalá/Aquí me quedo/Callejones/La piel de mi destino/El libro cerrao