最後はクラシックの名曲「アランフェス協奏曲」全3楽章を、ビアノとギターのデュオのみで再現!
ドミニカのジャズピアニスト、ミシェル・カミロとトマティートが初めて出会ったのは97年のバルセロナ・ジャズフェスティバルだった。その後00年にラテングラミー賞を受賞するアルバム「スペイン」をリリース。ピアノ1台とギター1丁というシンプルな構成で緊張感あるバトルを展開した。06年には「スペイン・アゲイン」、10年後の16年には「スペイン・フォーエヴァー」をリリースしコラボレーションを続けた。本作は8年ぶりとなる第4弾。多くのアーティストがカバーしているフォルクローレの名曲「アルフォンシーナと海」に始まり、マンボ、マイルス・デイヴィスのジャズナンバー、カマロンの「レジェンダ・デル・ティエンポ」など、胸のすくようなスリリングなプレイが続く。そして最後はクラシックの名曲「アランフェス協奏曲」全3楽章をビアノとギターのデュオのみで再現している。トマティートはギターソロ・パートを弾き、ミシェル・カミロはオーケストラ・パートをピアノ1台で忠実に演奏している。長年の盟友プレーヤー同志の息の合ったコラボレーションが素晴らしい。全9曲。
Alfonsina y el mar/Mambo influenciado/Antonia/Remembrance/Nardis/La leyenda del tiempo/Concierto de Aranjuez: 1. Allegro con spirito/Concierto de Aranjuez: 2. Adagio/Concierto de Aranjuez: 3. Allegro gentile