古式ゆかしいカンテ・ヒターノの芳香に満ちた一枚！ヘレスの伝統ルイス・モネオ第２作。
マヌエル・モネオ、トルタ――聖地ヘレスはサン・ミゲル地区の、カンテ・ホンドの牙城を守るモネオ一族。二人の弟で1961年生まれのルイス・モネオの第2作目「メタル・フンディオ」（'24）は、今や絶滅危惧種になりつつある、古式ゆかしいカンテ・ヒターノの芳香に満ちた一枚だ。冒頭のロマンセ�，任蓮屮咼┘曄Ε▲哀悄璽拭�1908〜1976）を小さい頃に聴いた」と明かしたり、シギリージャ�△任楼貘嘉鼠茲稜嗣�で重厚なアイレで、ヘレス昔ながらの「病院」「サンティアーゴ＆サンタ・アナの日」のレトラを熱唱。��ティエント、�ぅ侫．鵐瀬鵐粥↓ゥ愁譽◆↓Ε▲譽哀螢▲后↓Д織薀鵐函ΕぁΕ�ルタヘネーラ――往時を偲ぶレトラを無類の説得力で唄える最後の世代かもしれない。伴奏する息子フアン・マヌエル・モネオの、黒く引き締まった音色もいい。ラスト��のフィン・デ・フィエスタにおける、ブレリア・デ・へレスの強烈なグルーヴの主役もルイス。熱狂の渦中で維持するクールさは、モネオ一族のもう一つの顔だ。全10曲。（中谷伸一）
Metal fundio (Romance)/No recibo carta (Seguiriyas)/Vestía de Nazareno (Tientos)/Flores blancas de un almendro (Fandangos)/Por que es mi sino (Soleares) /Con los buenos días de nadie (Alegrías)/Pidiendo la luz del día (Taranto y Cartagenera)/Como un picaro ladrón (Bulería por Soleá)/Los barcos veleros (Fandangos)/Fin de fiesta (Bulerías y Martinetes)