ビセンテ・アミーゴの新作はケルト音楽にヒントを得た意欲的な成功作。なつかしさが横溢!
09年の前作「パセオ・デ・グラシア」から4年振りとなるビセンテ・アミーゴの新作は、ケルト音楽にヒントを得て、生来ビセンテが持つ詩的な抒情性とその音楽がマッチした成功作。ケルト側のバグ・パイプ、アコーデオン、ホイッッスル、ベースなどはイギリス人アーティストを採用し、録音もイギリスで行なわれた。最後の曲「ロマ」はビセンテ初のシングル・カット!曲種のクレジットはないが、採用リズムはブレリア、タンゴ、ルンバ、6/8拍子曲などで、どの曲にも
昔どこかで聴いたことがあるような、なつかしさが溢れている。ビセンテはニーニャ・パストーリのアルバムなどで歌ったりもしているが、今回もその自慢(?)のハスキーなノドを披露している。パコよりずっと上手い。全9曲。
Prologo y Epílogo/Estación Primavera/Tierra/Boléro a los Padres/Campos de San Gregorío/
Río de la Seda/Canción de Laura/Idílico/Roma