どの曲も若きテレモートが『これがヘレスのカンテ・ヒターノだ!』とばかりに当時のフラメンコの世界に挑戦状!
マノロ・カラコルが嫉妬したというヘレスの『地鳴り』の歌声、テレモートの最初期録音集。ギターは2、13はアントニオ・アレーナスで、残りは同郷の盟友にして義兄マヌエル・モラオ(’22年7月で93歳!)。これで良くないワケが無い。 初っ端の小気味の良いモラオのコンパスに乗って、いきなりテレモートが爆発するブレリアから完全にノックアウト。そして続くシギリージャで、あのドス黒いドロドロの歌が当時既に完成されていたことを知る。アルバム通してテレモート自身が若い(20代〜30代前半)せいか、ただでさえパワフルな歌声が三割増しでキレッキレのギラッギラ!収録13曲中9曲がブレリア、ソレア、シギリージャ、マルティネーテというあたりも徹底していて、どの曲も若きテレモートが『これがヘレスのカンテ・ヒターノだ!』とばかりに当時のフラメンコの世界に挑戦状を叩きつけるようなヒリヒリ感に溢れている。是非ともデッカい音で聴いてほしい一枚。全13曲。(Ulito)
ヘレスの怪物テレモートの初期録音。
ヘレスが生んだ偉大な歌い手テレモートの60年代後半の録音を収録。極めつけのヘレス・スタイルによるシギリージャ、ソレア、ブレリア、ファンダンゴなど全13曲。伴奏はマヌエル・モラオ。ユニバーサル社から以前に発売されたベスト盤「テレモート・デ・ヘレス」と収録曲は同じ。全13曲。
★伴奏はマヌエル・モラオ。
Seguirillas/ Bulerias/ Tientos/ MalaguenasvBulerias/ Solea/ Solea/ Fandangos/ Martinetes/ Fandangos/ Seguiriyas/ Seguiriyas/ Bulerias